Yaesuによると、PDNモード用インタフェースケーブルSCU-19はWindows11には使えず、SCU-57に買い替えるようにと記されています。
しかし、Windows11用のUSB-RS232C変換ケーブルがあれば、SCU-19をちょっと改造して、簡単にWindows11上でPDNモードが使えるようになります。
SCU-19の構成:
リグ側コネクター中間ユニットーUSBコネクタ
改造版の構成:
リグ側コネクターRS232Cコネクタ||RS232C/USB変換ケーブルーUSBコネクタ
リグ側コネクタからはRS232Cレベルの信号が出ているので、こんな簡単な改造方法で使えるようにできます、
SCU-19の中間ユニットを開けるとこんな基板が入っています。
①赤丸部分のリグに繋がる側のワイヤを、ワイヤの色が判る程度に基板側に数mm残して切断します。(この写真では色々試行した後なので、ワイヤの色が判別できなくなってしまいました。(^^;))
②切断したリグ用コネクタ付きワイヤを、RS-232Cコネクタに半田付けします。
RS-232Cコネクタは、お手持ちのRS232C/USB変換ケーブルのRS232Cコネクタに嵌合できる形状のものを使います。例えば、D-Sub9S(ソケットタイプ)
・結線する信号は、SG(Signal Ground)、TX、RXの3本です。SGはすぐ判ると思いますが、TX、RXの2本は試行錯誤して下さい。
・ケーブルの芯線は4本以上あるので、使わない色のワイヤが互いに接触しないようにそれぞれの末端を熱収縮チューブ等で絶縁処理しておきます。
③Windows11対応の市販のRS232C/USB変換ケーブルを、②で作ったケーブルとつなぎます。
・RS232C/USB変換ケーブルの例
余談ですが、SCU-19の残った残骸を使えば、新たにWindows10以前用のRS232C/USB変換ケーブルが作れます。
最後になりましたが、一緒にあ~でもない、こ~でもない、と夜中に付き合っていただいたローカルのJP3EGU局に謝意を表します。