Yaesuのハンディ機FT2Dシリーズなどには、アナログノードにもデジタルノードにも接続できる「ポータブルHRIモード」※というのがあります。
これを使うには、デジタルノードとの接続専用のPDNモードに用いるケーブルSCU-19とはまた別の、ケーブルセットSCU-39を使って、更にPCとのややこしい接続や音量調整をせよ、とマニュアルには書かれています。
当局は、SCU-19とスピーカマイクMH-34を併用するだけでポータブルHRIモードを実現していますので、ご紹介します。
やり方は…すごく簡単です。
リグに、Wires-Xアプリの立ち上がっているPCに繋がったSCU-19と、スピーカマイクを接続するだけです。
その後、XキーとBACKキーを両方押しながら電源をONにすれば、ポータブルHRIモードになります。
本当に、PDNモードのときとの違いは、スピーカマイクが増えるだけで、その他の配線やPC側の調整も一切不要です。
アナログノードにも接続ができるようになると…
America Linkなど、多数の海外アナログノード局にも接続できるようになります。(Wires-Xでのアナログノードのアイコンは丸い家マークです。)
デジタル専用のPDNモードばかりでALL JA CQ ROOM -Dなどのデジタルノードに飽きてきた方は、この機会にぜひ、簡単なポータブルHRIモードに移られて、海外局との交信をお楽しみください!
※PDNモード、ポータブルHRIモード … こちら。
さらに詳しくは、こちら。
★Windows11用にはSCU-19は使えず、SCU-57に買い替えよ、と案内されていますが、実は簡単な改造でSCU-19をWindows11に転用できる方法がありました。この件は次の記事で報告します。
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…と、ここまで書いておいて、なんなんですが…、
実はスピーカマイクを使わなくても、FT2DをポータブルHRIモードに設定する「電源ON時のキー操作」をするだけで、アナログノード局に接続することができてしまうのでした。
また、取説にあるような音声系の結線をしなければ、アナログノードの接続中のデジタル局の声しか聞こえないことになります。(アナログノードに接続中の、アナログ局の声は聞こえない。)
以上、訂正がてら、追加情報でした。