WiRES-X 通信途切れ 改善考

 YAESUのWiRES-Xは、ROOMで仲間内とワイワイやるには最適の環境を提供してくれる、FBな交信ツールです。参加局のすべてがPDNモードだけで構成されたデジタルルームであれば、アマチュア無線をしている感を得たまま(この辺がLINEやFacebookと違うところ!)で、外部に漏れない「ヒミツの交信💛」(?)の場が得られます。(とは言え、たま~に参加局の誰かが意識せずに電波を出して"放送"してたりすることもあって、誠にご愛敬ですけどね。)

ただ、WiRES-Xの問題は、(特にデジタルでひどいように思うのですが)、時間帯によって?音声の途切れがひどい、接続中のROOMから切断されてしまうことがある、ということです。

これがまた当局のFT2Dだと、スケルチのON/OFFノイズを伴って、とても長く聞いてられないほど耳につきます。

あいにく当局のWiRES-Xデジタルモードは、ROOM開設のできないPDNモードだけなので自身での実験はできないのですが、もしデジタルルームを開設されてる方がおられたら、一度以下をお試しいただき、またコメント欄ででも効果をお知らせ頂けると大変ありがたく存じます。

[着目点0]まぁ、まずはやってみること。

・インターネット回線の安定化。一般論としては、無線ルータ回線より有線光回線無線LANより有線LAN、がより安定します。平均速度だけでなく速度変動幅/時間も見てみてください。平均速度は速くても、"寝ている時間"が結構長い回線もあるようです。

・ROOM開設局内で使う無線機からの回り込み回避。ROOM開設局内で、ROOM開設局自身が発する音声を送信するのに使う無線機は、最小出力とし、できればダミーロードを使う。

[着目点1]HRI-200への供給電力を安定させ、ノイズに強くする。

・USBハブを経由せずにPCと直結する。

・やむなくハブを使うときは1段目のハブにHRI-200を接続し、そのハブはUSB ver2以上で外部電源型のを使う。

・USBケーブルを太くする。(シールドがあるもの、線材が太いものとか)

・USBケーブルの両端にパッチンコアを(数回巻きで)付けてみる。

・HRI-200と無線機をつなぐ接続ケーブルの両端にも、同様にパッチンコアを追加する。

・HRI-200内部の改造になりますが、USBコネクタ直後で適当に高周波特性の良いバイパスコンデンサを追加してみる。

[着目点2]PCのUSB割込み優先順位/接続スペックを上げる。

PCそのもののスペックが高いのに改善されない事例もある模様なことから推測。
正攻法だとレジストリをいじったり大変なので、ちょいと手抜きです。(^^;

①さしあたってHRI-200を含むUSB機器を全部外してPC再起動。

②その状態でHRI-200を接続して(PCにUSB ver3のコネクタがPCにあれば、HRI-200はそちらに挿)、その後、PC再起動。

③その後、やむなく必要不可欠なUSB機器のみ接続。
※このとき、低速なヒューマンインタフェース系の機器は、HRI-200と同じハブにつながらないようにする。(PC内部回路的にも。)

[着目点3]WiRES-Xアプリ自体の、OS内での実行優先順位を上げる。

①CTRL、ALT、DELETEを「この順で押し加えて」、タスクマネージャを選択して起動。

②(このとき窓下部に「V詳細」とあればこれをクリックして)、

③「プロセス」タブの「アプリ」の「Wires-X,exe」を選んで右クリック。

④詳細の表示⇒優先度の設定⇒リアルタイム、にする。

⑤同様に「YmLAN.exe」を選んで右クリック。

⑥詳細の表示⇒優先度の設定⇒リアルタイム、にする。

⑦「ファイル」⇒「終了」⇒PC再起動。【[タスクの終了]を押さないように!】

何度も言いますが、効果のあるなしは不明です。自己責任でお願いします。

  ♪ 信じる者こそ救われめ~ ♪